スポンサーリンク

「毒舌少女はあまのじゃく 〜壁越しなら素直に好きって言えるもん!〜」作者:上村夏樹様

小説
スポンサーリンク

こちらの記事は私が読んで「面白い」と思ったオススメのWeb小説をご紹介しようというものです!

第二十回は、上村夏樹様の「毒舌少女はあまのじゃく 〜壁越しなら素直に好きって言えるもん!〜」です!

 

作品閲覧はこちらからどうぞ!

毒舌少女はあまのじゃく 〜壁越しなら素直に好きって言えるもん!〜(上村夏樹) | ノベルアップ+
【書籍版発売中!】

あらすじ(作品より一部引用)

雪菜先輩は俺と同じアパートに住んでいるお隣さんだ。
ドSで毒舌少女の雪菜先輩は、俺の部屋に来ては罵倒と寝技、ときどき足技で俺を攻撃してくる。

「お仕置きしてほしいの? 欲しがりな豚ね。踏んであげるわ」
「ふふっ。だらしないオス顔……ざまぁないわね」

このように、女子高生に踏まれるのが俺の日常になりつつある。
しかし俺は知っている。あのドSな態度は過剰な照れ隠しで、本当は俺と仲良くなりたいってことを。
だって……隣の部屋から雪菜先輩の『デレ』が聞こえてくるんだ!!

『えへへ。今日も大好きな啓太くんのお部屋でいっぱいお話しできたー! 明日こそ、好きって言えるといいなっ』

部屋の壁越しに毒舌少女のあまーい本音が聞こえる、恋人未満の甘々いちゃいちゃ日常ラブコメ開幕! 学園要素も少しあるよ!

(ノベルゲーム風)試し読み

 学校から帰宅すると、そこには一つ年上の女子高生がいた。

長い黒髪がよく似合うクールな先輩で、俺は彼女によくお世話になっている。

先輩は制服姿だった。

黒のブレザーと赤を基調としたチェック柄のスカートがよく似合っている。

「雪菜先輩。こんにちは」

「来たわね。クズ男」

第一声がそれだった。今ではもう聞き慣れた毒舌である。

ここはアパート若葉荘の一室。俺が借りている部屋だ。

高校に入学して以来、俺は親の方針で一人暮らしをしている。父曰く、自立した人間になる訓練の一環らしい。

自室を見回すと、他人の部屋と見まがうほど片付いていた。

「雪菜先輩。もしかして――」

「啓太くん。この本は何かしら?」

雪菜先輩は一冊の本をつまみ上げた。

まるでばっちぃ物を扱うような持ち方だ。

「それは……エロ本ですね」

ちなみにタイトルは『丸ノ外のOLさんと遊ぼう! VOL・』だ。言うまでもないが、俺の私物である。

「誇らしげな顔で何を言っているの。変態もたいがいにしなさい」

「いや別に誇ってないですけど……」

「エロ本を見つけた私の反応を見て楽しむつもりだったの? だとしたら、高度な変態ね」

「性癖歪み過ぎか! 俺にそんな趣味は――うおっ!」

雪菜先輩は俺を突き飛ばした。

突然の攻撃に対処できず、俺は無様に倒れた。

「いたたた……何するんですか!」

「ふふっ。いい眺めだわ」

雪菜先輩は上から俺を見降ろしてそう言った。

制服のスカートから伸びる白い脚に、自然と視線が吸い寄せられる。

細くて瑞々しい太もも。柔らかそうなふくらはぎ。黒のハイソックスに包まれた爪先。どのパーツも健康的で、それでいて美しい。

「逆に聞かせてほしいわ。ねえ、啓太くん。女の子に性癖全開のエロ本を見られてどんな気分?」

「は、はぁ? たまたまOLモノだっただけで、俺は別に……ぬおっ!」

ぐりぐり。

雪菜先輩はハイソックスに包まれた爪先で、俺の太ももの内側を攻撃してきた。

足の指がもぞもぞと動くたびに、得体の知れない快感がゾクゾクっと上ってくる。

女子高生に足で敏感なところを刺激されるなんて……くっ! 鎮まれ、俺の理性!

「啓太くん。本当は恥ずかしいんでしょう? どんな気分か大声で言いなさい」

「ゆ、雪菜先輩。そ、そこはちょっとマズいですぅ……っ!」

「マズい? では、どうしてほしいかお願いしなさい。このムッツリ白豚野郎」

「あっ、あぁぁっ……!」

「言わないと、もっと強めにやるわよ? こんなふうにね」

「ふぐぅぅ! ぐ、ぐりぐりをやめてぇぇ……!」

「ふふっ。だらしないオスの顔して、情けない声で懇願するなんて……恥ずかしい男ね」

雪菜先輩は満足気にそう言って、ぐりぐり攻撃を止めた。

「はぁはぁ……な、何するんですか雪菜先輩!」

「息が荒いわ。女の子に辱められて興奮しているの?」

「ちげぇぇよ! 女の子があんな破廉恥なことをするなって言ってんの!」

「そう言いながら、私の脚に熱い視線を送るのやめてくれる?」

「送っとらんわ!」

「本当に気持ち悪い豚ね。死ねばいいのに」

雪菜先輩はゴミを見るような目で俺を睨んだ。

駄目だ。話が全然通じないぞ、この人。

「さて。私はもう自分の部屋に帰るわ」

「ちょっと待って! まだ言いたいことが……」

「そんなに話したいことがあるのなら、壁にでも話していれば? それじゃあね」

「あ、その……ま、また来てくださいね!」

がちゃん。

声をかけたが、雪菜先輩は返事もせずに出て行ってしまった。

「勝手に部屋に入ってきて、俺を辱めて……何がしたいんだ、あの人は」

ドSで毒舌で、ちょっぴりエッチなところもある女の子。それが雪菜先輩だ。

だが、完全な悪人というわけではない。

雪菜先輩が俺の部屋に来るのには理由がある。

きっかけは、慣れない土地で迷子になっていた雪菜先輩を俺が助けたことだ。

雪菜先輩が上京して間もない頃の話である。

都会に引っ越してきたばかりで土地勘のない雪菜先輩は、うっかりラブホ街の入り口に迷いこんだ。その後、ナンパ男たちに絡まれ、パニック状態になってしまったのだ。

雪菜先輩はどうにかナンパ男たちを撒き、死にそうな顔でラブホ街から出てきた。

そこに偶然通りがかった俺が事情を聞いて保護し、家まで送ってあげたのだが……偶然にも俺の隣の部屋の住人だったのだ。

それからというもの、雪菜先輩は俺の部屋に来ては何かと世話を焼いてくれる。どうやら彼女なりの恩返しらしい。あまりに頻繁に来るものだから、合鍵まで渡してしまったほどだ。

今日、帰宅したら部屋が片付いていた。雪菜先輩が掃除をしてくれたに違いない。

「ありがとうって言い損ねちゃったなぁ……」

たぶん、礼を言っても毒舌で返されると思うけど。

盛大に嘆息しつつ、ちらりと時計を見る。

……もうそろそろ『例の時間』だ。

俺は部屋の隅に移動して、壁に耳をぴたっとつけた。

すると、隣の部屋から声が聞こえてくる。

『やっちゃったぁ……またやっちゃったよぉぉぉぉ!』

さっきの冷たい声とはまるで違う幼い声音。

でも、この可愛い声は雪菜先輩の声で間違いない。

実はこのアパート、かなり壁が薄い。

大声を出せば、隣の部屋までしっかりと聞こえるのだ。

『ああ、もう! 私のばか、ばか! あんな態度ばかり取ってたら、いくら啓太くんが優しいとはいえ嫌われちゃうよぉ!』

私のばか、ばか。

雪菜先輩が自分の頭をぽかぽか叩いてそう言っている姿を想像してみた。

やばい。尊すぎてうっかり成仏しそうになる。

説明しよう。

雪菜先輩は自室で大声を出す癖がある。

内容は決まって『自分の本音』だ。

つまり、雪菜先輩のドSはフェイク。本当は純粋で乙女な女子高生なのだ。

俺に毒舌やお仕置きをしてくるのは、過剰な照れ隠しに他ならない。

『啓太くん優しすぎ。いつも酷いことしちゃうのに、別れ際に「また来てね」って言ってくれるんだもん。それって、もっと私とお話したいってことだよね? 嬉しいなぁ、えへへ……私ももっとお話しして、仲良くなりたい。啓太くんにもっと好かれたいもん』

雪菜先輩は照れくさそうにそう言った。

……ちょっと叫んでもいいかな?

雪菜先輩可愛すぎだろぉぉぉぉぉ!

俺の前だとドSなのに、壁越しだと甘々デレデレかよ! ギャップありすぎだろ! ドSデレの世話好きに加えて甘え上手な純情乙女って! キャラ渋滞しすぎ! 数え役満なんですけど! 俺のハート、飛んじゃうんですけど!

というか、何が「もっと好かれたいもん」だよ! とっくに好きだわ! 気づけよ、にぶちん! 好きな子だからこそ、足でぐりぐりされても許せるんだろ! ちくしょう! もっとぐりぐりすればいいじゃない! このすけべ!

……などと叫ぶと雪菜先輩に聞こえてしまうので、俺はその場でジタバタ悶えるしかない。

『もっと素直になれるように頑張るぞー! えい、えい、おー!』

雪菜先輩の子どもっぽい掛け声に、おもわず頬が緩んでしまう。

これがあるから、雪菜先輩は憎めない。

「雪菜先輩。今日もありがとうございました」

壁の向こうで可愛い本音を漏らしている雪菜先輩にお礼を言った。

もちろん、彼女に聞こえると困るから小声でね。

 

 試し読みはここまでです! 続きは作品ページをご覧ください!

感想

今回の感想はわかりやすいです。
「雪菜先輩可愛すぎだろぉぉぉぉぉ!」
この一言に尽きると思います!

マジメに解説しますと
「圧倒的わかりやすさ」
これですかね?

両想いなのに素直になれない雪菜先輩が、壁越しだと素直にデレてくれます。
基本一話区切りなので、ちょっとした合間に読めるのも魅力でしょう。

最初の一話読むだけでも充分魅力は伝わると思いますので、是非!

書籍情報

実況朗読

※ネタバレを含みます!

毒舌少女はあまのじゃく 〜壁越しなら素直に好きって言えるもん!〜

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました