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「ifオトギシリーズ ~if桃太郎 あの日、おばあさんが桃を拾わなかったら……(鬼に拾われたので魔王になります)ほか。」作者:とんこつ毬藻様

小説
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こちらの記事は私が読んで「面白い」と思ったオススメのWeb小説をご紹介しようというものです!

三回目となる今回は、とんこつ毬藻様の「ifオトギシリーズ ~if桃太郎 あの日、おばあさんが桃を拾わなかったら……(鬼に拾われたので魔王になります)ほか。」です!

 

作品閲覧はこちらからどうぞ!

ifオトギシリーズ ~if桃太郎 あの日、おばあさんが桃を拾わなかったら……(鬼に拾われたので魔王になります)ほか。(とんこつ毬藻) | ノベルアップ+
あなたはこの作品全てツッコミ切れるか?

 

あらすじ(作品より一部引用)

誰もが知ってる童話がもしも〇〇だったら……?
とんこつ毬藻が送る、気軽に読める童話×コメディシリーズ。

【第一御伽】
if桃太郎 ~もしもあの日、おばあさんが桃を拾わなかったら……。

大きな桃はドンブラコ、ドンブラコと大海原へ流れていきました。
流れ着いた先は……鬼ヶ島!?
鬼に育てられた桃太郎の運命とは?
新しい桃太郎の物語がここに誕生です。

【第ニ御伽】
浦島かおりは私TUEEEのに心配性

え? 主人公は浦島太郎じゃなくて……?
もしも、浦島太郎に妹が居たら……。
全く違う視点からの浦島太郎のお話はここから始まるのです……。

【第三御伽】
赤ずきんちゃんのストーカー撃退講座
赤ずきんちゃんは、ある日森の奥で、誰かの視線を感じます。赤ずきんを狙うはオオカミ? そこへ現れるは猟師……ではなく……。だんだんとおかしな方向へ向かっていく物語。赤ずきんの運命は……?

【第四伽噺】
かぐや姫は甘いものがお好き♡
ノベプラ竹から産まれたかぐや姫は、甘いものが大好きで……♡ノベプラオンリーだから出来る究極のかぐや姫の物語。ここに誕生です。

……他、個性溢れるキャラクターいっぱいでお届けしております♪

 

(ノベルゲーム風)試し読み

 むかーし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。

ある日、おじいさんは山へ柴刈り(しばかり)に、おばあさんは川へ洗濯(せんたく)に行きました。

おばあさんが川で洗濯をしていると、

大きな桃がドンブラコー、ドンブラコーと流れて来ました。

『おや、これは良い おみやげになるわ』

おばあさんは大きな桃をひろいあげて、家に持ち帰る……みんなこうなると思った事でしょう。

しかし、おばあさんは目の前に流れて来る桃を見てこう思いました。

「なんと大きな桃なんじゃ!? これはふつうの桃じゃない。突然変異(とつぜんへんい)で大きくなった桃……もしかしたら悪魔(あくま)(わな)かもしれぬ。何事も触れぬのが一番じゃ……あなおそろしやおそろしや……」

大きな桃はおばあさんに拾われる事なく、ドンブラコー、ドンブラコーと川を下っていきます。やがて大海原(おおうなばら)へと無事に流れていきましたとさ。めでたし、めでたし。

「ただいま、じいさんや」

「おぉーばあさんおかえり。ばあさん、川で大きな桃を拾わなかったかい?」

ひと足早く家へともどって来ていたおじいさん。洗濯から戻って来たおばあさんへ声をかけます。

「ああ、あの気持ち悪い(・・・・・)桃じゃろう。悪魔の罠か何か知らぬが、編み物教室の静香ばあさんともこの前話しておったんじゃ。変な物が川から流れて来ても、それは罠に違いない。見なかった事にしようってな。あたしを(だま)そうなんて百万年早……」

おじいさんはおばあさんの胸倉(むなぐら)(つか)んでしまっていました。

「ば、ばあさん! なんて事をしたんだ!」

「じ、じいさん……苦しい……どうしたんじゃ……」

(つか)まれた腕から解放され、おばあさんが肩で息をします。

「柴刈り中に女神様からお告げがあったんじゃ。あれは神からの恵みじゃと。桃から産まれた子は世界を救う。だからわしとお前で大事に育てるのじゃってな……」

おばあさんは今世紀最大の、(いな)、おばあさん人生最大の過ちに気づきました。

「嗚呼……あたしはなんて事を! どうすればよいのじゃ……」

「わしらでなんとかするしかなかろう……」

おじいさんとおばあさんはこの日、深夜(しんや)まで及ぶ戦略会議(せんりゃくかいぎ)をするのでした。

************

ところ変わってこちらは桃です。大海原を流れる桃は、やがて対岸へと辿り着きます。流れ着いた桃に気づいた男の子が、桃を拾い上げました。

「おーい、こんなところに桃が落ちてるぞーー」

「本当だーー、わーーい。三日ぶりの食事だー」

「だめだよ、勝手に食べたら怒られるべ。親方様のところへ持っていくだ」

子供達は大きな桃を持って、〝おやかたさま〟の下へ届けたのです。

「おー、珍しいな、こんな大きな桃。これは〝鬼神(キシン)〟様からのお恵みだな」

赤茶けた大地、溶岩が(たぎ)る火山の(ふもと)にその集落(しゅうらく)はありました。

広場には真ん中に桃が(まつ)られ、親方様と呼ばれる大男が立っています。

頭に黄色い角を宿し、燃えるような紅い肌をした大男は、大きな鬼の金棒(かなぼう)で桃を叩きます。

するとどうでしょう。中から(まばゆ)いほどの光が(あふ)れ……視界(しかい)が見えなくなります。やがて、視界(しかい)が晴れた時……小さな男子の赤子が、産まれたての姿(・・・・・・・)で桃の果汁(・・)に埋もれていたのです。周囲(しゅうい)からどよめきが起こります。

「赤子だーーー、赤ん坊がいるーーー」

「えーー、桃の中身、この子が食べちゃったの? せっかく三日ぶりの食事だと思ったのにぃーー」

「果汁まみれでドロドロの赤ん坊だべな。こりゃあ産まれたてでも可哀想だべ」

「きゃーー露出狂(ろしゅつきょう)よーー。あ、赤子だから仕方ないか、てへぺろ」

「お前達、静まれい!」

〝おやかたさま〟と呼ばれていた大男がこの場を静めます。

「これは鬼神(きしん)様からのお告げだ。われら、鬼人(きじん)族で、この子を育てるぞ。この子はやがて、ここ鬼ヶ島(おにがしま)を救う魔王(・・)となる存在になるであろう」

―― オォオオオオオオオ!

周囲から歓声(かんせい)という名の咆哮(ほうこう)があがります。

「この子は今日から桃太郎だ。魔界の王子(ダークプリンス)となる存在だ」

この日から、鬼ヶ島の(こよみ)桃誕(ももたん)記念日という祝日(しゅくじつ)が追加されたそうな。

めでたし。めでたし。

いや、これだけではまだ終われませんね? 物語(ものがたり)はここから始まるのです。

 試し読みはここまでです! 続きは作品ページをご覧ください!

感想

作者様の独特のセンスにて、コメディ風味に仕上げられた童話達が、読者を心地よく笑わせてくれます!

一部辺りの話数がほどよく、非常に読みやすい。しかも誰にでも理解でき、気軽に楽しめる――そんな素敵な作品です。

一~二話読むだけでも、その魅力は充分伝わってきますので、騙されたと思って読んでみてください!  きっと不思議で面白い童話の『if』の世界を、堪能出来ること間違いありませんよ!

実況朗読

※ネタバレを含みます!

ifオトギシリーズ

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